春木屋のはじまり 昭和24年現在の荻窪本店東側50mの空地(戦後の闇市街)にて固定型屋台からのはじまりです。 それ以前、創業者、今村五男(長野出身)は今で言う日本そば店にて修行をしていたことが後の歴史の中で大きな意味を持つことになりました。 (画像は昭和24年ごろの春木屋本店)
具のこだわり 具の特徴としては、チャーシュー・メンマ・のり・ワンタンの4点です。 のり以外は全てP.B及び自家製です。 チャーシュー・メンマはP.Bによるしょうゆにて味付けされてますが、チャーシューダレ・ラーメンしょうゆダレ(かえし)は、春木屋の歴史半世紀の宝です。
麺のこだわり 麺の特徴は、初代が日本そばにて修行したなごりより、4種の小麦粉の配合によりその食感がツルツルとはいえません。 そして尚、かん水を使用しているものの加水率が少ない為、黄色というよりは肌色といった仕上がりの麺です。そのため、札幌ラーメンのように2,3日麺を寝かせることは致しません。(日本そばとの製法に類似) 太さは春夏秋冬によりやや細め又はやや太めと季節により最適の麺を日々研究していますので、常に最適と判断された麺に仕上がってます。 以上の特徴を最大限に活かす、最後の仕上げであるゆで加減ですが、大釜(ゆで釜)にて、十分に麺を泳がせて一人前をほぼ5秒にて振り分け上げます。
スープのこだわり スープの特徴は、和風の味と香りです。 30種類以上の野菜、ガラ、魚介などの吟味された材料によるこの絶妙なバランスが、複雑ではあるもののとても繊細な味をつくりだしました。 【過去にこの味を習得しようと春木屋の門をたたき、この味を出せることを安易に考え、退職した人は数多くおりますが、実際、修行5年にて春木屋の全て(秘)のほぼ2割と考えています。そこにたかがラーメンといえども奥深きものが一杯の器の中にこめられているのです。】